ガルディア皇国

遙か悠久の昔から北方大陸全域を支配し続ける神人の国





イリーナリクス・フォン・オルサ・マグヌス・ガルディア 十二歳
ガルディア皇国第三皇女(末妹)。
女皇崩御後、第一皇女の出奔、第二皇女の病により、女皇の位につく。
神闘気を使う皇族伝統の戦闘術である聖皇神拳……特に柔拳(技術とスピード重視の軽業)を得意とする。
姉である第一皇女に異常なまでの執着と拘りを持つ。
外見は、天使か妖精のように愛らしく、同時に最高の芸術品のように大人びて美しい。

容姿、光り輝く『白髪』のツインテール、蒼穹の瞳、純白の雪国用コートの下に竜胆色キャミソールドレス。





リーヴリクス・オルサ・マグヌス・ガルディア 十八歳
ガルディア皇国第一皇女。通称、遁走皇女。
本来の皇位継承者だったが、数年前にガルディアの宝剣である天空剣を持ち出し国を出奔した。
神闘気を使う皇族伝統の戦闘術である聖皇神拳……特に剛拳(闘気強化とパワー重視の単純な力技)を得意とする。
左の乳房の上に,ガルディア皇族の証である青い薔薇の刻印を持つ。





アイナリクス・オルサ・マグヌス・ガルディア 十六歳
ガルディア皇国第二皇女。通称、眠り姫。
病の進行を止めるため約二年間冷凍睡眠しており、実質的な肉体の年齢は十四歳。
目覚めた今は余命一ヶ月で、戦闘を行う(力を使う)度にその寿命はさらに縮まっていく。
いきなり吐血したり、立ったまま眠りに落ちたりするためかなり怖い。
愛刀は、使い手の命を喰らい変幻自在の氷の刃を生み出す氷刀『冬薔薇姫』。
聖皇神拳は軽く嗜んだ程度で極めていないが、氷の剣術(特に二刀流)は姉と妹を遙かに凌駕する。
歌うことがとても好きで、妖精の歌姫フローラや魔界の歌姫アリアにもひけを取らない歌唱力を持つ氷の歌姫である。

容姿、緩やかなウェーブの黒髪(白いメッシュ混じり)、細目、鍔の広い黒帽子、ノースリーブでロングスカートな黒のワンピース。





デミウル・アイン・ハイオールド 外見は三十歳前後
タナトス、クロス、フローラの実の父親。偽神とも呼ばれる世界で数少ない本物の錬金術師。
クリアで貴族の位を持つ元宮廷魔術師にして、ファントム創始者の一人でもある。
現在は、ガルディア皇国において宰相のような地位についている。
十三騎の使う武具や防具から、一般に普及した道具に至るまで、彼の開発した『作品』はかなりガルディアを浸食しつつある。
『完全なる知(グノーシス)』を得ることを目指すカバリスト(探求者、修行者)であり、妻子はもとより他者に対する愛情や優しさは皆無……興味すらない。

容姿、銀髪、装飾の派手な赤いシャツとズボン、赤い外套。血の色である赤、闇の色である黒の服を好む。






ガルディア十三騎

第一騎士;/ 黄金騎士ガイ・リフレイン
ガルディア皇国に御霊(怨霊)剣として封印されていた静寂の夜を手に入れた際に十三騎士に加えられる。
黄金騎士という十三騎士としての称号の他にも、西方の能力者集団マスターズのソードマスターの資格を持ち、ガルディア大陸一の剣士として知名度は高い。
ガルディア皇家に対する忠誠心は欠片もなく、傭兵(金さえもらえば何でもやる)紛いの仕事をしながら世界中を放浪している。
容姿、短く揃えられた銀髪、アイスブルーの瞳、背は高く細身、黒いロングコートを着こなしている。




第二騎士 /神殺しのギルボーニ・ラン
神殺しと呼ばれる騎士。
神族系に対する異常な防御力(抵抗力)と攻撃力(破壊力)を持つ、神族、そしてガルディア皇族の天敵。
自分だけの正義に基づき、神滅剣ラグナスと魔銃ガヌロン13で神(人間の害)を狩り続けるハンター。
本人はハードボイルドのつもりで、それっぽいファッションとスタイルを心がけているつもりである。
好きなもの 極東文化(武器、食べ物等)、ハードボイルド、神を殺すこと。
嫌いなもの 神族、魔族、神や魔クラスの力を持つ人間。

容姿 赤シャツに、黒ズボンと黒いコート、黒い帽子と黒眼鏡(サングラス)。白髪に赤い瞳の青年。





従騎士/フォーティー・F・フィラーレ
ギルボーニに仕える従騎士(従者)な忍者もどき少女。
実質はギルボーニの助手兼幼妻のようなもので、常に会計(家計)のやりくりに必死である。
十三騎(ガルディア皇国)最速を誇り、赤い閃光(ヴァンパロッサ)の二つ名を持つ。




第三騎士 /不動のエルスリード
ガルディア四大騎神の一人。性別、年齢全て不明。現在の十三騎士の中でおそらく最年長。風の支配者。
実はセリュール・ルーツの末裔であり、現在のセルの肉体になっている。

好きなものや嫌いなもの……趣向はセルとまったく同じ(取り憑かれる前も後も)である。





第四騎士 /闇の皇子ザヴェーラ
ガルディア四大騎神の一人。闇の皇子。
闇の神剣ダークマザーの契約者、不生不滅の存在。
巨大な魔力と人間離れした戦闘力、無限の闇の力を持つ。
配下に闇騎士と闇の三魔族を有する。

容姿 普段は青紫のフード付きの法衣で素顔を隠している。




第五騎士 /眠神ヒュノプス
竪琴を使いさまざまな魔曲神曲をかき鳴らす美少年。
終始無言で口を開くことは滅多に(数百、数千年に一度あるかないか)無い。
タナトスと何らかの縁を持つ者。




第六騎士 /暁の女神アウローラ
ヒュノプスに恋人のように寄り添う暁色の鳥(女神)。
唯一、無言のヒュノプスと意志疎通できる存在だが、彼女自身の喋り方が特殊なため、通訳としてはあまり役に立っていない。 
デミウルが作りだした特殊素材の鎧(暁色の鳥型全身鎧)を纏い、二つのヒートハチェットを巧みに操る。
暁色の鎧の翼(十二枚の鋼鉄の羽)は、彼女の意志で自在に飛び回り、攻撃(熱線)兵器にも防御(粒子障壁)兵器にもなる。

好きなもの タナトス(興味深い)、ヒュノプス(大昔からのつきあい)、戦う(遊ぶ)こと。
容姿 薄い朱色の美しい瞳と長髪、朱色の淡い美しさを引き立てるような深く濃い鮮やかな赤色のシャツとロングスカート(私服時)。





第七騎士 / 蒼穹の魔女アニス 外見は十歳ぐらい
ガルディア四大騎神の紅一点。
神より強いと言われる魔女。古の魔導を自在に使いこなす魔導師。
冥府葉月(冥月)という大鎌を持ち、冥府魔道流という死神の殺技を拾得している。
猫耳、メイド服、幼女(十歳前後)という外見とギャップのある年寄りじみた口調をしている。
ガルディア皇国建国以前からその名を歴史に現す、正真正銘の年寄り(最古の魔女)である。

好きなもの いい男、ディーン(もっとも古いつきあい、本命)、ガイ(息子のようなもの)、クライド(好み、割と気が合う)、エラン(猫に優しいから)。
嫌いなもの 醜い男、弱い男、無駄に偉そうな男、女性や動物に優しくない男、ハーミット(もっとも好みじゃない男)。                  
容姿、クリーム色のふわふわの髪、金褐色の猫目石、メイド服、猫耳、尻尾、鈴のチョーカー。





第八騎士 /堕神クライシス 外見年齢十八歳ぐらい
ガルディア四大騎神の一人。墜ちた神。もっとも単純で純粋な強さを誇る。
超古代神族の出らしいが素性は不確かで、何を司る神なのかすらはっきりしない。
七発(回)の拳に己の全てを込めて放つセブンズクリティカルは、闘神の究極の拳にも引けを取らない最強の拳。
魔法魔術の類はまったくといっていい程使えないが、最上級の魔法耐性を持ち、最強の拳で全ての敵を打ち砕く。
他人を見下しがちだが、驕っているわけではなく、弱い者、甘えた者、愚か者が(その典型である人間が特に)大嫌いなだけである。
クリーシス・シニフィアンが本当の名前らしいが真偽は不明。クリーシスとは、裁き、正義、分ける、物事が一変するといった意味を持つ。

好きなもの 母親、父親、強者、限界バトル、意地を貫き通すこと。
嫌いなもの 人間、弱い者、甘えた者、愚か者、妥協、諦めること。




第九騎士 /闘神クライド・レイ・レクイエム
究極の闘士。闘い自体が目的であり、他のことには一切興味がない。
この世のあらゆる力を統合した究極の拳の使い手。 
その正体は魔界の修羅(戦鬼)の王にして、暗黒の皇子。



第十騎士 /殺戮鬼クヴェーラ
至高の殺戮者。殺戮だけが趣味で生き甲斐。
三日月型の刀の二刀流使い。
その正体は魔界の夜叉(殺鬼)の王。




第十一騎士 /破壊魔フィン
終焉の破壊者。純粋に破壊を楽しむ、魔性の少年。
二対の金剛杵の使い手。
その正体は魔界の羅刹(破壊鬼)の王にして、現世に置いては元パープルの王。
素気無い(同情や思いやりがない。愛想がない。冷淡である。つれない。)態度をいつもとっているため、
何もかもどうでもいいような、本気でないような印象を他人に抱かせる。
最近は、貴重な羅刹族の女性であるネツァクにつきまとっている。





第十二騎士/青薔薇のハーミット 
ガルディア皇家の縁者。高貴なる者。
他者を操り、強化できる青い血を持つ。
典型的な嫌な王族の見本のような性格をした傲慢で他者を見下した青年。




第十三騎士/幸運のフォートラン
もっとも幸運でありながら、もっとも不幸な男。
ある意味においては絶対的な強さを誇る。
現在失踪中。







ザヴェーラの部下達

闇騎士(ダークナイト)/リーアベルト 十六歳(で死亡、年齢停止)
ザヴェーラだけに使える女騎士にして従者。
ザヴェーラの生前(ルーヴェ時代)から彼に仕えており、死した後も「生きた死者」として蘇り彼に仕え続けている。
普通の不死者(アンデット)と、ザヴェーラのような限りなく生者に等しい特種な死者の中間のような存在。
彼女の持つ暗黒剣『ハーヴェスター(収穫者)』は、人間の命を喰らい、暗黒の力を吐き出す最上級の魔剣である。
闇の力によって異常な腕力と瞬発力と反応速度を持ち、長い年月(死者生活)で極限まで洗練された剣術を使う。
音楽や芸術にも造形が深い。


好きなもの ザヴェーラ様 ザヴェーラ様に仕えること、騎士道精神、剣での決闘。
嫌いなもの 中間管理職のような己の立場、胃が痛くなるような困った部下。   
容姿 青紫の長髪とスレンダーな体つき、血のように赤い鎧を着こなしている。





闇魔女(ダークウィッチ)/マリアルィーゼ 外見は九歳ぐらい
ザヴェーラに仕える闇の三魔族が一人。
魔王石(サタンストーン)の力によって、ダークチェイサー(闇狩猟者)まりあに『DARK UP(変身)』する。
さらに、ホークロードと『DARK DUO(合体)』し超魔マリアロード(別名サタンマリア)と化すこともできる。
元々は、人間界生まれで育ちの下位中級魔族だったが、ザヴェーラに拾われ、以後彼を『兄』のように慕い懐いている。
性格は一言で言えば質の悪いお子様。とても無邪気に非道なことができる。

好きなもの ザヴェーラ(お兄ちゃん)、リーアベルト(お姉ちゃん)、ホークロード(意地悪だけど大事な(一番の)友達)。
容姿 長い黒髪、フローライト曰くサンタクロースのようなファッション、一番の特徴は、頭の上で蝶結びされた大きな赤いリボン。

変身や合体する度にファッションや髪色さえ変化する。
 闇魔女の正装時 黒のショートドレス、黒の長手袋、黒のニーソックス、黒のハイヒール、黒マント、赤いリボンが結びつけられた黒い三角帽子。     
闇狩猟者時 黒のノースリーブシャツとミニスカート、赤い手袋とブーツ、金髪を二つに分け結ぶ赤い二つのリボン、胸元の大きな赤いリボン。     
超魔時マリアロード時 二つの大きな赤いリボンで分けられた金髪のツインテール、紫黒のセパレーツ型の女性用海水着のような面積の少ない甲冑。
、巨大な鳥の鉤爪のような手甲、紫黒の美しい鋼鉄の翼。





闇鳥(ダークバード)/ホークロード 外見は十五歳ぐらい
ザヴェーラに仕える闇の三魔族が一人。
鷹の王、空を自由に飛び回る空の女王。最速の飛行能力と反応性と動体視力を持つ。
今では数少ない飛翔族(鳥型の獣人)の生き残りである。獣人も元を辿れば魔族であり、古の種族である飛翔族はその魔的性質が強い。
短い鎌から大鎌へ変化、連結させ双斬の鎌にすることも可能な変幻自在な双鎌(二本で一セットな双子鎌)……魔双鎌(まそうれん)『セプティム』、
、レイザーフラップ(剃刀翼)、インシネレートフラップ(焼却翼)、ファシネイトフラップ(魅了翼)等を器用に撃ちわけ可能な両翼に、
両手のフェイタルクロー(致死の爪)、ファルコンストラッシュ(隼蹴り)と多彩な攻撃手段を持つ。
性格は一言で言えば、腹黒なお嬢様。態とらしいまでの上品の口調の端はしに意地悪さが垣間見える。

好きなもの マリアルィーゼ(虐めたくなるぐらい好き)、ザヴェーラ(飼い主)、リーアベルト(世話してくれる人)。
容姿 赤瞳、黒髪のストレートロング、黒のケープコート、黒タイツ、黒のロングブーツに手袋、赤い大きなリボンを後頭部で蝶結びにしている。      
真の姿は、青褐色のボブカット、より血走った赤瞳、青褐色な一対の鳥の翼、赤い大きなリボンを胸元に蝶結びにしたブラウス。黒タイツ。




闇虐殺者(ダークスローター)/シェイド
ザヴェーラに仕える闇の三魔族が一人。
自ら影王と名乗るとおり、無数の影(相手からは触れず、こちらから相手には触れる)の手を操ったり、影から影に移動ができる。
自らの意志を持つ影(闇)の化け物。性格と口調は典型的な『我』な感じである。

容姿 闇の衣を被った立体(三次元)の影法師(人影)。











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